KZ のち TRN、時々 CCA

音楽を聴くイヤホンは中国製が面白い。

安価で特徴のあるイヤホンがゴロゴロしているので、楽しくないわけがありません。

これまでにいくつかの中国ブランドのイヤホンを使ってきましたが、音の好みこそあるもののどのイヤホンを買っても退屈しません。素晴らしい。

極端に安いオモチャのような音質の粗悪なイヤホンもあるけれど、ブランド名が入っているイヤホンならまず買って大丈夫だろうと思います。

以前は KZ をよく使っていましたが、2025年5月現在は TRN をメインに使っています。

・KZ

中国製イヤホンが面白いと思ったのは KZ ZSR を使ってから。

2016年頃だろうか。

文字通りの飛び道具で、ドンシャリにさらに低音と高音を足したドンシャリMAXのようなイヤホンで、硬い低音域と頭蓋骨に突き刺さる高音域は衝撃的でした。

KZ は昔のイヤホンのほうが音に特徴があって面白かった。

懐古趣味というわけではなく、それが KZ の色だったんですよ。ド派手な音で笑ってしまうような。

今聴いても強烈で、元気が良い音を通り越して脳天気とも言えるほど。唯一無二。

ここ数年の KZ は "良い音" というのか心地よい音を追求しているようで、KZ らしさは残るが特徴的な音がしなくなったように思う。

僕の環境や好みによるのかもしれないが、KZ の多ドラのイヤホンは音の分離が悪くスッキリしない。

音が団子になって、ガチャガチャと鳴っている印象です。(型番は割愛)

そんなに安いイヤホンを買ったつもりはないけれど、同価格帯なら次に紹介する TRN のほうが僕の好みに合っていました。

その辺りが気になり始めてからというもの、KZ は安価なモデルしか買わなくなりました。

高価なモデルは良い音がして当たり前。安価なイヤホンでビックリするような音がするから面白い。

僕は雑誌の裏表紙にあるようなB級品の通販が大好きなので、イヤホンもそうですね。

値段で言えば一万円くらいまでのイヤホンしか買いません。

元々僕はヘッドホン派で、イヤホンに一万円以上を出すならヘッドホンを買います。その方が納得できます。

閑話休題。

KZ の現行モデルでひとつだけオススメを挙げるなら、KZ EDX lite 。

AliExpressで226円で購入。ビビってしまうほど安いのに、素晴らしい音を聴かせてくれます。

音だけを聴くと226円という数字が出てこない音です。

EDX にもいくつか種類があり、どれも安くて元気があって良いです。その中の lite が一番僕の好みに合っています。

現行品の中では一番『らしさ』があるんじゃないだろうか。もちろんお値段が手頃で手が出しやすいところもポイントです。

とはいえ、僕はイヤホン上級者にこそ手に取ってほしいモデルだと思っています。

KZ の本気を感じる廉価版モデルです。

気になるのは、初期ロットとそれ以降では違いがあるとかないとか。

噂の真偽は不明ですが、僕が持っている lite と同じくハウジング内の配線の色が白と透明であれば、とりあえずアタリです。

226円の1DDとは思えぬスッキリとわかりやすい音で、昔の KZ を思い出させてくれる元気がある音です。

amazonでも700〜1300円で買えるようです。

僕はイヤーチップを少し大きなものに交換して使っています。

付属の白いイヤーチップはノズルに被せる部分が短すぎて、僕の耳には合いませんでした。

・TRN

安くて特徴的な音のイヤホンをたくさん出しています。

音場が広く繊細で綺麗な高音域。

よく通る音です。

僕が TRN で一番好きなのは、少し古い V90 というモデル。1DD+4BA の 0.75mmの2ピン。今はもう買えないと思う。

後継モデルに V90S や V90 Pro がありますが、僕が好きなのはその初代。無印。

分離が良くて天に駆け上がるような透き通った高音域が魅力です。

しかし、少し古いのでコネクタが2ピン。

有線ケーブルの2ピンは何本か持っていますが、Bluetoothモジュールの2ピンは古いのしか持っていなくて、全イヤホンのBluetooth化に伴い V90 を徐々に使わなくなりました。

コネクタが QDC だったら今でも使いたいモデルです。

QDCコネクタになってからのモデルでは、しばらく VX というモデルが好きでよく使っていました。V90 のもうひとつ上のランクのイヤホンになります。

線が細めで精密な音で「優等生」と言えばわかりやすいと思う。

しかし、長く聴いてると飽きてくるんですよ。毎日毎日念仏のように同じ話を聞かされていると飽きてくるのと同じです。

優等生がゆえに少々面白みに欠けましが VX もよく使いました。僕の音の好みに合致していました。

・最高傑作 TRN Conch

今現在 (2025年05月現在) の TRN の最高傑作は Conch だと僕は言い切ります。

安価で使い勝手が良くフラットで音が丸く、アコースティックな楽器との相性がとても良いイヤホンです。

amazon価格だと 3500〜4500円 もするので、その値段で買った人には『最高傑作』ではないと思う。

理由は、そのくらいの金額を出すなら選択肢が他にもあると思うから。

僕はAliExpressで 9.67ドル で購入して、当時のレートで約1500円。

1500円でこの音なら誰もが満足するでしょう。ピアノの独奏なんかを聴くと感動です。

今現在の値段はAliExpressでも22ドル前後で、安価とも高価とも言いにくい中途半端なお値段になっています。

お値段はともかく、丸くてウォームな鳴りがとても優しい。

金属筐体で付属品も豪華で、TRN の本気を感じます。

僕はこの TRN Conch に TRI Clarion というイヤーチップを組み合わせて、Bluetoothモジュール KZ AZ09 Pro を付けて聴いています。

僕は元々 "DD" の音が好きなこともあり、ここ1年くらいは Conch を一番気に入って使っています。

・その他の TRN

Conch 以降も TRN を試しています。

その中では Orca が秀作だと思う。安価なのに素晴らしい音です。

イヤホン本体にイコライザのようなスイッチが付いていて、そういった試みに『聴く楽しさ』が同居しています。

物理的にも小さく中学生のお小遣いで買えるイヤホンなので、老若男女を問わず誰もが音楽を楽しめる逸品だと思う。

前述したように、僕は一万円を超えるイヤホンを買わないので高価格帯の TRN のことはわかりませんが、最近のプラスチック筐体になって以降の TRN にはロクなイヤホンがありません。

中でも不満が強いのが2DDに複数のBAが組み合わさっているイヤホン。

TRN のイヤホンから TRN の良いところを引いたらこんな音だろうな、と思う嘆かわしい音。

作る人か社長が変わったんじゃないかと思うよ。そのくらいつまらん。

以前、TRN V80 という 2DD+2BA のイヤホンがあって、これはこれで個性的な音でした。

地響きがさらに地を這うような低音の上に、雲の上を通り抜けていくような高音域。

このくらいやってもらえると、イヤホンを使うことが楽しくなります。

あの頃の TRN はどこに言ったんだろうね。

今は多ドラのBAを活かしきれていないというか、TRN の良さだった抜けるような高音がチンチクリンで蔑ろにされております。

ファンだからこそ言うけれど、金属筐体の頃に回帰を求む。

新しいイヤホンが届く度にガッカリしているファンがいることを忘れないでほしい。

・CCA

KZ の兄弟ブランドに CCA があり、ここにひとつ大好きなイヤホンが眠っています。

CCA C10 Pro という KZ で見たことがあるような外観のイヤホンがありました。今は作られていません。

C10 Pro は KZ のチューニングをノーマライズしたような、メリハリが効いた行き過ぎないドンシャリ感が心地よいイヤホンです。

そつなくまとめた「聴きやすいマイルドなドンシャリ」ですね。バランスが良いドンシャリにチューニングされています。

このイヤホンにも TRI Clarion のイヤーチップを付けていて、明瞭度が上がってますます元気な音になっています。

前出の TRN Conch はアコースティックな楽器との相性が良いと書きましたが、こちらは元気のよい音楽と相性が良いイヤホンです。1DD+4BA。

最近の CCA はと言うと、イヤホンそのものの数が減って寂しい限り。

そのかわりというか KZ に色んなモデルが出過ぎていて、もう何がなんやらよくわからんよ。


他にも TFZ や TRI、KBEAR など、多くのイヤホンがあって中国のイヤホンは楽しいです。

中国製イヤホンには何十万円のイヤホンもあるけれど、1000〜3000円でも選びきれないほどの多彩なイヤホンがあります。

音に興味がある人には、退屈しない遊び場になると思います。

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