AliExpressで交渉をする
前回のブログ記事『AliExpressで売り手と勝負』の続編とも言える今回は、AliExpressでの交渉術をまとめます。
重複する内容もありますが、おさらいの意味も含めてそのまま話を進めます。
簡単に前回のまとめ。
無料返品保証がされていない商品は、いくら不良品でもセラー (売り手) の了承がないと返品できません。
セラー (売り手) に返品することを了承させたとしても、実際に返金をしてくれるのはAliExpress。
この2つの壁を乗り越えるための作戦を考えます。
・セラー選び
セラーによっては理由が「不要だから」で返品できることもあれば、不具合があっても返品を認めないセラーがあります。
返品しやすいセラーというのは、基本的にセラーの評価が高いセラーになります。
レビューの評価点やバッジを参考にしてセラーを選ぶところから始めましょう。
もちろん無印よりもシルバーが、さらにゴールドのバッジが付いているほうが優良なセラーということになります。
AliExpressではバイヤー (買い手) がランク付けされているように、セラー (売り手) もランク付けされているようです。
阿里巴巴集団のランク付けシステムによるものなので、セラーはランクが下がることをとても嫌がるようです。
ランクに関してはスポンサーも絡んでいるようなので本当の意味の評価とは少し違うかもしれませんが、かなりの目安になります。
あの手この手でゴールドバッジをもらって、それを簡単に手放したくないのだと考えられます。
実際、バッジが付いているセラーは少ない。
とはいえ、鵜呑みにすることなく評価点やレビューを見ながら相対的にセラーを選んだほうが良いと思います。
AliExpressでの評価点は、セラーにしても商品にしても最低でも5点満点中の4.7はほしいところ。
4.5を下回るとギャンブルに近くなります。
もちろん評価の内容にもよるので、ざっくりとレビューを覗いておくほうが良いです。
僕が思うに、不着であるがゆえの低評価レビューは省いて良いと思う。
不着は全額返金確定です。セラーではなく配送会社のエラーかもしれないので、疑わしきは罰せずです。
僕も不着を喰らってセラーを疑ったことが何度かありますが、6ヶ月以上も経って商品が届いたことがあります。
それ以来セラーにばかりに責任転嫁することをやめました。
レビューの内容では、外人さんは日本人と違って1か5か、のような評価が多いのでとてもわかりやすいです。
注意すべき "さくら" レビューもありますが、アヤシイ商品に最高評価が並んでいるので、少し見ればわかると思う。
全く日本人に見えない容姿の人が日本人としてレビューしていることもあります。
AliExpressに限りませんが、そもそもがアヤシイ商品には細心の注意をはらいましょう。
例えば、ハゲや痩せ薬。
・実際の交渉
日本の売り手とは違うので、やり取りをする際にはハッキリと物事を伝えます。
「これは正常の動作なのか?」
「不良品だ」
「偽物だ」
「私は騙された」
日本語だとキツく感じますが、この物言いがデフォルトです。
英文でやり取りをすることになるので、翻訳アプリを使う場合でも、短文のデスマス調でいいから能動態を心がけましょう。
翻訳アプリや翻訳サイトで上手く英文に翻訳させるコツは、英訳しやすい日本語を使うことです。
主語の省略をしないで日本語を書くなど、いくつかコツがあるので、そういったブログやサイトを参考にすると翻訳の精度が上がると思います。
簡単な文章なら、翻訳を使わず自分で考えたほうが通じやすいと思いますがいかがでしょう。
通販でのメールのやりとりはある程度内容が決まってくるので、自分なりの雛形を作っておくといいかもしれません。
僕も何通りか鉄板ともいえる雛形を作ったことにより、英文のやり取りがずいぶん楽になりました。
・ネタ (証拠) の出し方
AliExpressでは証拠が重要な要素になるので、その証拠をいつ提示するかを考えておきましょう。要はタイミング。
最初から全部出してしまうとセラーにトドメを刺したいときに手ゴマが足らなくなってしまうし、最初から全てを出してしまうと逆にこちらが追い詰められることもあります。
僕は起承転結が良いと思う。
1. まず商品の不具合を報告
2. 返品したいと告げる
3. 交渉の材料を提示 (省略あり)
4. 落とし所を探る
もしも不具合の証拠写真が三枚あるとするならば、破壊力がある順に1,3,2と提出するといいですね。
もちろん「1」だけで決着することがあれば、最後の「2」を提出しても折り合いがつかないこともある。
僕は無駄な交渉を避けるために、このセラーはダメだと判断したら『私はAliExpressの判断に従う』として交渉相手をAliExpressに切り替えます。
・AliExpressとの交渉
基本的にはセラーに送ったメールをそのまま送ります。その方が同じ内容が伝わるし手間が省けて良いと思う。
だから僕は、最初からどちらに送っても良い文面を考えています。
送った英文と自分が書かんとした内容の文面をメモアプリに残しておきます。
時間が経つと忘れてしまうこともありますが、根本的にこちらが送った文章が正しくない事があるからです。
わかりやすい例だと、翻訳アプリを使ったために I と You が入れ替わってしまったときなどですね。
もしこちらが間違っていたら、素直に謝りましょう。もしくは、私は英語が苦手なので申し訳ない、と正直に相手に伝えましょう。人として大切なことです。
間違えたことについて、僕はAliExpressやセラーに何かを言われたことはありません。
全額返金でセラーと交渉が成立しているのであれば、AliExpressへの申し立てに『セラーと返金の交渉が成立している。セラーに確認してくれ。』と一文を添えておけば問題ありません。
まだセラーと折り合いがついていない場合は、改めてAliExpressとの交渉になります。
正直、セラーよりもAliExpressのほうがドライで中立的な判断なので交渉は楽です。その反面、セラー寄りの解決策を提示されることもある。
ここでも作戦はセラーとのやり取りと同じです。
ただ、セラーとのやり取りをするように何度も会話のキャッチボールができるわけではありません。
AliExpressは解決策を一発目のやり取りで返してくるので、最初のやり取りで全てを盛り込むことが有効だと思われます。
簡潔で順序よく言いたいことを盛り込みましょう。
例として、商品説明と違う商品が届いたとすると…
ここから--
届いた商品は商品説明と明らかに異なる。(異なる箇所に赤丸を付けた商品説明の画面を添付)
私に届いた商品はこうなっている。(そのままを写真に撮り添付)
※私はセラーに騙された。
この商品を返品をする。
--ここまで
このくらい簡素でわかりやすく書けば、言い方はともかく言いたいことは伝わります。
なお、写真や※印の付いている部分を変えるだけで、いくつかの商品に使えます。
これはニセモノだ
キズがついている
壊れている
不良品だ
等々。雛形として多少手直しをしながら使えば、結構潰しが効きます。
送信すると、いつまでに返信すると表示されるので覚えておきましょう。
ややこしい不具合でなければ、数時間〜24時間くらいで返信が届きます。
アプリの設定によっては自分から読みに行かないと返信の通知が来ないので、半日に一回くらいは交渉のページ (返品のページ) を見ておきましょう。
あまり無茶なことを書くと、心証が悪くなってこちらが不利になるのでほどほどに。
バイヤー側もランク付けをされていることをお忘れなく。
ランクについては、また別の機会に詳しく書きます。
・返品
無料返品保証がある商品でも、無料で返品できる回数は月に5回と決まっています。
これは月に30商品を買い続けるような僕みたいなアホには堪えます。
だけど、30商品くらいだと月に5回に達しません。過去最多返品は月に4回。
4回は少ないように感じるけれど、毎週だと考えると結構多い数です。その度に交渉や返品の準備をするから、時間を取られます。
返品にはもうひとつ条件があり、同じ商品を無料で返品できるのは一度だけ。
以前のような粗悪な商品が減ったことと、AliExpressの管理が行き届いてきたことを意味していると思う。
返品制度を悪用する人もいるだろうし、バカみたいに何回も申し立てをして返品をする人がいるんだろう。
なお、その返品方法は簡単。
無料返品保証があろうがなかろうが、AliExpressが発行する返品コードを返送する商品に貼るだけ。
AliExpressから委託された佐川急便が、商品を自宅まで回収に来てくれます。
返品コードを紙に書いて貼っておけば、置き配ならぬ『置き集配』をしてくれるから便利です。
交渉術のテクニックには商品によっていくつかありますが、大筋以外は経験と勘によるところが大きいので、もしも交渉をしなくてはならなくなったときには短絡的にならないで考えながら交渉しましょう。
最後にひとつだけ。
AliExpressの担当者は以前は人間だったけれど、今はAIじゃないかな。
AIの選考に漏れた事案だけ人間が処理していると思う。
だから、早いときは送信直後に解決策が送られてくることも多いです。
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