Smappies

懐かしいCDを購入した。

その名は Smappies。

有名ミュージシャンが1990年代の SMAP の曲のインスト (器楽曲) やカバーを演奏する企画物のCD。

それはそれは世界的に超一流と呼ばれるミュージシャンばかり。

バブルが弾けた直後で、まだ日本にも余力があった頃なんだろう。

・アルバム

企画物なのでアルバム枚数的には少ない。

96年 Rhythmsticks
99年 Smappies II

以上、全2枚。

バブルの余韻を感じさせるね。その後は一枚も出ていない。

レギュラー的なリズム隊のメンバーは以下の御三方。

ウィル・リー
オマー・ハキム
ハイラム・ブロック

ここにゲスト的なミュージシャンが乗っかる。または入れ替わる。

ランディ・ブレッカー
マイケル・ブレッカー
デイブ・バレンティン
アルトゥーロ・サンドヴァル
マンハッタン・トランスファー
ケニー・ギャレット
ビル・エヴァンス
グローバー・ワシントンJr.

スポット的にも多くの人が参加している。

ジョン・パティトゥッチ
アンソニー・ジャクソン
スティーブ・ガッド
ヴィニー・カリウタ

他にも多くの参加ミュージシャンがいて、名前を書くだけでもまだ終わらない。

言えるのは、もう二度とこれだけのミュージシャンが一枚のアルバムに参加することはないだろうということ。

編曲もその系の著名なアレンジャーで、日本人ではないな、と思わせるアレンジが多い。

・失敗

なんというかスーパープレイも多く、世界の超一流を感じさせる場面が多い。

オシャレなスムースジャズ的な編曲やダンサブルな編曲、ゴリゴリのポップスの編曲を詰め込んで、それを難なく演奏しているところがとても面白い。

僕は昔々 Smappies を聴いたことがあるもののCDを持っていなかったので、今回改めて中古CD2枚を購入。

アレンジや音作りが当時の音楽シーンを色濃く反映しています。

90年代の音楽遺産のようなアルバムで今聴いても新鮮です。

もう亡くなっているプレイヤーが元気に演奏をしていたり、とても懐かしく感じます。

一枚目の Rhythmsticks は流通枚数が多いのか中古CD屋で550円くらいから買うことができます。


しかし、二枚目の Smappies II が27年前の中古としては相場が高い。

amazonなどでは少しプレミア相場となっていて、新品当時より少しお高い4,000円くらい。

当然中古ショップによって高い安いがあるので、買いたい人は気を付けて。

安い中古屋では程度によっては2,000円前後の値段をつけているところもあります。(買うときは自己責任で)

2枚のアルバムをジャンル付けするならば、Rhythmsticks はインスト盤、Smappies II はカバー盤に軸足を置いている感じ。

どちらが好きかは好みによるものの、インパクトは一枚目のほうが強い。

2枚目の Smappies II は歌物が多いので、一枚目のようなインストを期待していると拍子抜けします。物足らない。

おそらく二枚目は企画を失敗したんじゃないかな。

一枚目を買った人の期待を裏切っているので、枚数がそんなに出ていないんじゃないかと想像します。

当然ながら、3枚目は出ないまま。

参加ミュージシャンは凄いけれど、コンセプトが悪かった。

結局はインストにもカバーにもどっちつかずの内容になっていて、インストを期待していた僕はわざわざCDを買って損をした気分。

演奏は良いのだけど、歌物を聴きたいならSMAPでいいんじゃない?と思う。

おそらく、そう感じた人が多いのではないだろうか。

アルバムのレビューを見ても、皆さん同じような投稿をされています。

インストを期待していた僕の超個人的な意見としては、安くなければ Smappies II は買わなくてもいいと思う。

逆に、一枚目でカバーが少なくてガッカリした人には2枚目の Smappies II の方がオススメです。

しかしカバーといっても、メロディーだけそのままで違う歌詞を乗せたような『替え歌』的なカバーなので、つまんないんじゃないかと思う。僕は元曲を知らないから想像ではあるけれど。

なんかね、企画すべてが根底から滑ってる。

どの層をターゲットにしているのかわからず、作り手の独りよがりのアルバムになっています。

・そんな中でも

一枚目の Rhythmsticks は先述したようにインパクトが凄い。

1曲目がウィル・リーとランディ・ブレッカー、マイケル・ブレッカーとなると、ブレッカー・ブラザーズを感じさせます。

あの音使いがそのままだから、知っている人も知らない人も驚くだろうと思う。

ヴィニー・カリウタとデイブ・バレンティンがまた面白い。

その6曲目のデイブ・バレンティンは良いですね。彼の表情豊かなフルートは聴く人を魅了します。とても「らしい」演奏です。

叫んだりもするけれど、すべてを含めてデイブ・バレンティン。クセになります。

…と、一曲一曲をレビューしたくなるほどの演奏ばかりで、僕の感想は「ぜひ聴いてみてください」としか言えない。

コンセプト的には90年代の GRPオールスタービッグバンド に近い。

Rhythmsticks は一人ひとりがスーパースターで、買って損しない面白いアルバムに仕上がっています。


以上。30年前のCDのレビューでした。

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