KZ M2 という名のケーブル

以前、KZ M2 というイヤホンケーブルについて少し触れたことがあります。

今回は音響機器ではなく、スマホの周辺機器というかガジェットのひとつとして改めて M2 を掘り下げます。

KZ M2 はスマホの Type-C に差し込む有線イヤホンケーブルで、コネクター部分に DACチップ が入っています。

・KZ M2

DAC とはデジタル信号をアナログ信号に変換するためのもの。

例えば、イヤホンの仕様によって音量が取れない場合は、DAC を噛ませて電気的に出力を上げることがあります。

他にも DAC にはバランス・アンバランスやイコライジング、ノイズ低減など、音質に関わる様々な機能が付加されていることが多い。

イヤホンの手前に置く小さな箱であることが多いけれど、その「箱」を Type-C のコネクターに内蔵させたのが KZ M2。

通常の有線ケーブルと同じように Type-C に差し込むだけで DAC として機能します。

僕は画期的だと思う。

簡易的ではあるけれど、DAC をケーブルに組み込んだ意味は大きい。

機能は限られているが、それでも4モード。

出力アップ + EQ*3

出力をアップさせるモードと、高音型、中音 (ノーマル) 型、低音型のイコライザが切り替えられます。

M2 のコネクター部にボタンが付いていて、ロータリー式に4モードが切り替わります。

モードは点滅するLEDの色でわかるようになっています。

お遊び程度のイコライジング効果かと思えばそうではなく、違いがハッキリと聴き分けられるほど。

これは面白い。

さらに、コントローラー (リモコン) 部に付いているマイクが特徴的。

コントローラーの裏表にひとつずつ、合計ふたつのマイクが付いていて声を拾いやすくなっています。

マイクが2個付いているから 『M2』という名前のようです。

この発想はコロンブスの卵ですね。

スマホの通話に限らず、ゲームをやりながら両手放しでもマイクの向きを気にすることなく会話するためのもののようです。

Type-C 以外にも、通常のイヤホンジャック (3.5mm) が付いている M2 (マイク2個) がありますので、買うときには間違えないように。

・実用性

正直、まだ完成形ではないと思う。

普通の Type-C に差し込む有線ケーブルを買う人がいたときに、軽く M2 をオススメする程度。

イヤホンをつなぐコネクターが KZ の Cタイプ (QDC型) しかないので、M2 が使えるイヤホンは限られます。

イコライザも限定的で、3種類のプリセットがしっくりこないイヤホンもあると思う。

しかし、それらを差し引いても十分に面白いイヤホンケーブルです。

僕はあまりにも面白かったので、2本目の M2 も購入しました。

M2 の欠点らしい欠点は、FMラジオ内臓のAndroidスマホでアンテナの役目を担わないところだろうか。

Type-C に差し込む有線イヤホンでアンテナを兼ねるものはごく限られているから、ここは致し方ないところか。

平たく言えば、M2 ではラジオのアンテナの代わりにならないから、3.5mmのイヤホンジャックにも有線イヤホンを差し込まなければなりません。

イヤホンを2本差し込んで、ちゃんとラジオが聴けるかどうかは未検証…

・お値段

DACチップ付き M2 のお値段は、おおよそ10ドル付近。

高くはないが、そんなに安いものでもない。

別体の箱型DACならひとつ買えば使い回せるけれど、M2 の場合は必要な数だけ買い足さなければならなくなります。

ここは購入時に少し考えたほうがいいところです。

僕の場合は普段Bluetoothを使っていて有線イヤホンは1本あれば間に合うから、予備を考えても必要数は2本といったところ。

AliExpress でクーポンやトークンを使えば10ドルが → 3ドル前後で買えることがあるので、上手く買い物をしたいところです。

DACチップのことばかりを書きましたが、有線ケーブルとしてはどうだろう。

銀メッキ線で高音域が少し出るように感じるが、そこは『そんな気がする程度』かもしれない。

というのも、DACをオフにできないので純粋にケーブルの実力を知ることができません。

正直なところ、企業イメージで『KZだからそんなに悪いものではないだろう』と思う程度。

なんにせよ、僕は KZ らしい面白い商品だと思います。

・類似商品

Type-C ではなく 3.5mmプラグ を使っている人にも KZ は面白そうな有線ケーブルを出しています。

僕は持っていないのでカタログから拾った情報になりますが、有線ケーブルにイコライジングができるDIPスイッチが付いた KZ T8 という商品があります。

マイクは M2 同様にコントローラー部にふたつ付いています。

興味がある人は探してみるといいかもしれません。

もうひとつは M2 の簡略版といえる型番不明の商品。

商品名らしきものはなく「Type-C用銀メッキ線」と書いてあるだけ。

KZ にはたまにこういった商品があり、以前僕が購入した中にも「ネックバンド型Bluetoothモジュール」としか書かれていない型番不明の商品がありました。

「Type-C用銀メッキ線」は M2 からイコライザー機能を省いた Type-C用イヤホンケーブルで、DACチップだけが組み込まれていてモードの切替がありません。

このケーブルも1本注文しているのですが、このブログ記事を投稿するまでに手元に届きませんでした。

DACチップ でノイズ低減と出力アップをさせているようですが、僕は確認できていません。

このケーブルはマイク*2付きとマイクなしが選べます。(僕が購入したのはマイクなし)

お値段は M2 の半額に満たない程度 (4ドル前後) が相場のようです。

リーズナブルでこれからの標準品になるかもしれませんね。

イヤホンのドライバーが多様化して音量が取れないものがあるので、電源が供給できる Type-C はそれらのイヤホンの救世主になるかもしれません。

この型式不明の有線ケーブルと M2 は見た目の違いが Type-C のコネクター部分だけなので、購入時に間違えないようにしたいところです。


KZ は面白い商品を作りますね。

いろいろと試してみたくなります。

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